支部代表に加計理事長 安倍首相とのズブズブ関係の原点か
2017年6月23日
やっぱり安倍首相と加計学園は“ズブズブ”だ。加計学園の加計孝太郎理事長が、
「自由民主党岡山県自治振興支部」なる支部の代表を務めていることが分かった。
日刊ゲンダイが入手した支部の政治資金収支報告書(2013〜15年分)には、
「代表者の氏名」欄に「加計孝太郎」と手書きで記されている。事務所の所在地は、
加計グループの英数学館が運営する高等学校「英数学館岡山校」と同じ住所。
会計責任者は、加計学園が運営する岡山理科大学同窓会の副会長で、事務担当者は岡山校の校長だ。
関係者だらけの支部の正体は、自民党員が業界別につくる「職域支部」のひとつ。
一定数の党員が所属する支部は、自民党の政策決定に影響力を持つ。
選挙の際、職域支部は自民党を「組織票」として支え、政治活動を行う政党支部とは趣を異にする。
注目すべきは、加計氏が代表に就いた時期だ。岡山県の選挙管理委員会によると、
加計氏が代表に就任したのは、安倍首相が初当選した1993年の翌年。
本紙は、安倍首相が99年、加計グループの学校法人「広島加計学園」の監事報酬として年14万円受け取っていたことを報じた。
国会でその点を追及された安倍首相は「当選した当初の数年間、学園の監査か、そうしたものを務めたことがある」と言い、
年間14万円の報酬を受け取ったことを認めた。
つまり、安倍首相が政治家として加計学園と関係を深めた時期に、タイミング良く加計氏も支部の代表に就任しているのだ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207932
続く