仙台市宮城野区の仙台うみの杜水族館で飼育されているヨシキリザメが21日、
国内飼育日数の最長記録となる245日を達成した。
海外では生体展示の報告例がなく、「おそらく世界記録」(同館)という。
記録を更新したのは雄で、同館で飼育した17頭目の個体。
2016年6月に金華山沖で捕獲した。
これまで同館では21頭を飼育したが、ほか1頭を除く19頭は既に死んだ。
従来の最長記録は葛西臨海水族園(東京)の244日。
うみの杜水族館は15年7月の開館前の14年7月、宮城県松島町のマリンピア
松島水族館(15年5月閉館)でヨシキリザメの飼育を開始。
生態が未解明で管理や飼育が難しく、水温や塩分濃度など生息域の環境の
再現に腐心してきた。
和田淳太副館長は
「記録を通過点として、より長く元気な姿を見てもらえるようにしたい」
と話した。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170222_13011.html