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2016/09/30(金) 23:06:52.89 ID:nRF0ICO70
フランシス・ラーソン: 斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
この一年 誰もが ある「番組」に釘付けになっています 『ゲーム・オブ・スローンズ』 ではなく 現実に起こっている 恐ろしいドラマです 面白過ぎて皆 つい見てしまうのです
製作者は殺人グループ インターネットで 世界中に流されています 被害者の名前も 耳慣れてきました ジェームズ・フォリー、スティーヴン・ソトロフ デービッド・ヘインズ、アラン・ヘニング ピーター・カッシグ、湯川遥菜、後藤健二
彼らの首を切り落とした イスラミックステートの行為 野蛮なのは確かですが なんとなく遠い昔の風習だとか 古代の風習だと考えるのは 間違いです むしろ非常に現代的な所業です なぜなら 犯人たちは 何百万人という人々が 観ることを分かってやっているからです
メディアでは「野蛮人」「蛮行」 などと報道されましたね 手も足も出ない相手の 首を掻き切って殺すという行為には 原始的、古代的なイメージがあり 現代の文明的な習慣と真逆だからでしょう
我々現代人はそんな事をしない という前提ですが そこが正に皮肉なのです 首切り殺人なんて 自分には関係ないと思いつつ 画面をクリックして観てしまう矛盾 むしろ大いに関係があります
イスラミックステートの斬首行為は 古代や別世界ではなく 21世紀に起きている グローバルな事象です お茶の間や机の上 パソコンの画面上で起こっている― 現代の事象です インターネットの力に 完全に依存した事象です
好むと好まざるとに かかわらず 観ている人皆が このショーに一役買っているのです
カメラの登場で こういった場面に アクセスしやすくなったのは確かですが カメラだけの話ではありません 歴史をさらに遠くさかのぼれば 人類史上に一般公開処刑や 斬首刑などが登場して以来 野次馬は常に存在しました
ロンドンでは 19世紀初頭になっても 通常の死刑が行われるときは 4〜5千人の見物人が集まり 有名な犯罪者だと 4〜5万人集まったと言われています 当時イギリスでは珍しかった 斬首刑になると もっと集まりました
1820年5月 政府閣僚の暗殺を企てた 「カトー街の陰謀事件」の 首謀者達5人の死刑が ロンドンで執行されました 絞首刑の後 首を切るという 恐ろしく残酷なものでした 一人一人順番に首が切り取られ 公衆に晒されました
見物に集まったのは10万人 世界最大級の大きさを誇る ウェンブリー・スタジアム収容人数を 一万人もオーバーする人数です 道は人で溢れました 見物のために部屋や屋上を借りる人 荷馬車の上に登る人 街灯に登って見物しようとする人
当時 こういう日は 混雑がひど過ぎて 圧死が出ることで有名でした
公開処刑・斬首刑が 人類史に登場して以来 こういったイベントを見に来るのは 処刑を見るのが好きな人 ましな方でも 見て何も感じない というような人が 圧倒的大多数だったことが 記録に残っています
嫌悪感を抱く人は比較的少なく いたとしても ゾッとするなどと言いながら 結局 皆と同じように 見に来てしまうのでした
首切りシーンを目の当たりにしながら なお平気だったり むしろがっかりするなどという 人間の性質が もっとも顕著に現れたのは 1792年フランスで ギロチンが登場したときでしょう 皆さんご存知の いわゆる首切りマシーンです
21世紀に生きる私たちには 恐ろしい怪物のような装置に 思えるかもしれません しかしギロチンを初めて見た人々には むしろ期待外れだったのです
それまでは処刑台上で 焼かれたり 切り刻まれたり ゆっくりと八つ裂きにされる 長く痛々しい処刑を 観慣れていた観衆にとって ギロチンでの処刑は あっという間で 見どころがない というわけでした
刃が落下すると頭が落ちて かごに入りすぐに片付けられる 見物人たちはそれを見て 「首切りはつまらん!絞首刑に戻せ!」 と叫んだとか
欧米で 残酷な公開処刑がなくなった理由は 死刑囚への配慮から という面もありますが 見物に来る観衆の振る舞いが あまりにひどく 全く手に負えなかったからでもあります
処刑があるとその日は 厳かな儀式どころか お祭り騒ぎになることが あまりに多かったそうですからね
http://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20151026-00002335-ted