https://www.cnn.co.jp/photo/l/896411.html
米国の大手自動車会社2社を率いたリー・アイアコッカ氏が94歳で死去した/Lenny Ignelzi/AP
ニューヨーク(CNN Business) 米フォード・モーターとクライスラーの
経営者を歴任し、自動車業界の象徴的存在だったリー・アイアコッカ氏が2日、死去した。94歳だった。
アイアコッカ氏は1980年代、経営破綻(はたん)寸前に陥ったクライスラーを
救った手腕で知られる。フォードのマスタングやクライスラーのミニバン開発でも主導的役割を果たした。
遺族もアイアコッカ氏が2日に死去したことを確認した。自然死だった。
1924年10月15日、ペンシルベニア州アレンタウンに生まれ、46年に
フォード・モーターに入社。マスタングの開発を主導し、70年には社長に就任したが、
ヘンリー・フォード・ジュニア氏によって78年に解任された。
「私は移民の子として生まれ、フォード・モーターの社長に上り詰めた」。
アイアコッカ氏は1984年の自伝にそう記している。「ついにそこへ到達した私は
世界の頂点にいた。だが運命が私に告げた。『まだ終わらせはしない。エベレスト山から
蹴落とされる感覚を味わってもらおう』と」
78年にクライスラー入りしたアイアコッカ氏は、79年に最高経営責任者(CEO)に
就任し、経営破綻寸前だった同社を救った。
米国の消費者には、「もっといい車が見つかるのなら、それを買おう」と呼びかける
クライスラーのテレビCMの顔として親しまれた。
92年にクライスラーを引退し、95年にはストックオプションの行使を不正に妨害
されたとして同社を提訴。これに対してクライスラーは、当時同社を買収しようとしていた
カーク・カーコリアン氏に極秘情報を提供したとして、アイアコッカ氏を提訴した。
両者の訴訟は1996年に和解が成立した。
https://www.cnn.co.jp/business/35139403.html
米国の大手自動車会社2社を率いたリー・アイアコッカ氏が94歳で死去した/Lenny Ignelzi/AP
ニューヨーク(CNN Business) 米フォード・モーターとクライスラーの
経営者を歴任し、自動車業界の象徴的存在だったリー・アイアコッカ氏が2日、死去した。94歳だった。
アイアコッカ氏は1980年代、経営破綻(はたん)寸前に陥ったクライスラーを
救った手腕で知られる。フォードのマスタングやクライスラーのミニバン開発でも主導的役割を果たした。
遺族もアイアコッカ氏が2日に死去したことを確認した。自然死だった。
1924年10月15日、ペンシルベニア州アレンタウンに生まれ、46年に
フォード・モーターに入社。マスタングの開発を主導し、70年には社長に就任したが、
ヘンリー・フォード・ジュニア氏によって78年に解任された。
「私は移民の子として生まれ、フォード・モーターの社長に上り詰めた」。
アイアコッカ氏は1984年の自伝にそう記している。「ついにそこへ到達した私は
世界の頂点にいた。だが運命が私に告げた。『まだ終わらせはしない。エベレスト山から
蹴落とされる感覚を味わってもらおう』と」
78年にクライスラー入りしたアイアコッカ氏は、79年に最高経営責任者(CEO)に
就任し、経営破綻寸前だった同社を救った。
米国の消費者には、「もっといい車が見つかるのなら、それを買おう」と呼びかける
クライスラーのテレビCMの顔として親しまれた。
92年にクライスラーを引退し、95年にはストックオプションの行使を不正に妨害
されたとして同社を提訴。これに対してクライスラーは、当時同社を買収しようとしていた
カーク・カーコリアン氏に極秘情報を提供したとして、アイアコッカ氏を提訴した。
両者の訴訟は1996年に和解が成立した。
https://www.cnn.co.jp/business/35139403.html