https://mainichi.jp/articles/20200819/k00/00m/010/107000c
毎日新聞2020年8月19日 12時07分(最終更新 8月19日 12時40分)
陸自木更津駐屯地への配備のため、米軍岩国基地から飛来した米国製輸送機オスプレイ=千葉県木更津市で2020年7月10日、宮武祐希撮影
防衛省は18日、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備した2機の米国製輸送機オスプレイの運用について、9月に試験飛行を実施し、11月以降は同駐屯地外で飛行訓練することを千葉県木更津市に説明した。同駐屯地には17機の暫定配備が決まっているが、3機目以降の配備時期の見通しは示さなかった。
この日、防衛省の申し入れで北関東防衛局の職員らが市役所を訪れ、渡辺芳邦市長や近藤忍市議会議長らに説明した。配備済みの2機は、陸自が運用するため部品の点検や整備記録の整理などを進めており、9月に駐屯地や周辺の東京湾上空で試験飛行する。
その後、機体や救護セットなど日本側で搭載した装備品の機能を確認しながら、パイロットらの練度を維持するため飛行訓練を進める。11月ごろからは、駐屯地外での計器飛行や事前に定めた経路などで目的地まで飛行する操縦訓練などを予定している。
2021年度からは、ヘリコプターなどからオスプレイに乗り換えるパイロットの訓練を始めたり、オスプレイを使って空中から部隊を展開させたりする訓練なども予定している。運用全般について、既存のヘリコプターCH47などと同じく「安全確保には最大限配慮する」と説明した。
渡辺市長は終了後、報道陣の取材に「木更津駐屯地に関する協議会や実際の運用の中で懸念を払拭(ふっしょく)してほしい」と話した。【浅見茂晴】
毎日新聞2020年8月19日 12時07分(最終更新 8月19日 12時40分)
![陸自オスプレイ 千葉・木更津で9月試験飛行 11月以降に訓練も [ひよこ★]->画像>1枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/08/19/20200819org00m040005000p/9.jpg)
陸自木更津駐屯地への配備のため、米軍岩国基地から飛来した米国製輸送機オスプレイ=千葉県木更津市で2020年7月10日、宮武祐希撮影
防衛省は18日、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備した2機の米国製輸送機オスプレイの運用について、9月に試験飛行を実施し、11月以降は同駐屯地外で飛行訓練することを千葉県木更津市に説明した。同駐屯地には17機の暫定配備が決まっているが、3機目以降の配備時期の見通しは示さなかった。
この日、防衛省の申し入れで北関東防衛局の職員らが市役所を訪れ、渡辺芳邦市長や近藤忍市議会議長らに説明した。配備済みの2機は、陸自が運用するため部品の点検や整備記録の整理などを進めており、9月に駐屯地や周辺の東京湾上空で試験飛行する。
その後、機体や救護セットなど日本側で搭載した装備品の機能を確認しながら、パイロットらの練度を維持するため飛行訓練を進める。11月ごろからは、駐屯地外での計器飛行や事前に定めた経路などで目的地まで飛行する操縦訓練などを予定している。
2021年度からは、ヘリコプターなどからオスプレイに乗り換えるパイロットの訓練を始めたり、オスプレイを使って空中から部隊を展開させたりする訓練なども予定している。運用全般について、既存のヘリコプターCH47などと同じく「安全確保には最大限配慮する」と説明した。
渡辺市長は終了後、報道陣の取材に「木更津駐屯地に関する協議会や実際の運用の中で懸念を払拭(ふっしょく)してほしい」と話した。【浅見茂晴】